「衣装代やレッスン代がかさんで大変…でも税金はしっかり払わないといけない」
そんな悩みを持つダンサーにとって、節税の知識はとても大切です。
節税とは脱税ではなく、法律で認められた仕組みを活用して税金を減らす工夫のこと。
経費を正しく計上したり、控除を活用したり、青色申告を取り入れることで、負担を大きく減らせる可能性があります。
この第5回では、
- ダンサーが経費にできる具体例
- 家事按分(家賃や光熱費の一部を経費化)
- 控除や青色申告のメリット
- 将来の備えにもなる節税方法(iDeCo・小規模企業共済)
を初心者にもわかりやすく解説していきます。
目次
ダンサーのための節税アイデア集【経費計上とお得な制度】
1. はじめに ― 節税は「合法的に税金を減らす工夫」
ダンサーとして活動する中で「衣装やレッスン代で出費が多いのに、税金が重い…」と感じることはありませんか?
節税とは、脱税のように隠すことではなく、法律で認められた仕組みを活用して税負担を軽くすることです。
今回はダンサーにとって身近で使いやすい節税アイデアをまとめました。
2. 経費を正しく計上する
- 衣装代・ダンスシューズ:ステージ用・レッスン用は経費に計上可能
- レッスン費・スタジオ代:スキル向上や仕事に直結する支出は経費
- 交通費:移動にかかった電車・バス・タクシー代
- 音楽・教材・動画サービス:練習や指導に役立つものは経費対象
👉 ポイントは「仕事との関連性があることを説明できるか」です。
3. 家事按分を活用する
生活費の中でも「仕事に使った割合」だけを経費にできます。
- 自宅の家賃・光熱費 → ダンス練習やレッスンで使った面積・時間で按分
- 携帯・ネット代 → ダンス活動で使った分を割合で計上
👉 完全に仕事用でなくても、一部を経費として認めてもらえるのが強み。
4. 控除をフル活用
- 青色申告特別控除(65万円/55万円)
- 社会保険料控除(国保や年金の支払い)
- 小規模企業共済・iDeCo(将来のための積立がそのまま控除に)
- 医療費控除・寄附金控除(状況に応じて)
👉 控除は「経費」とは別枠で税金を減らせる大きな武器です。
5. 青色申告のメリット
- 最大65万円の特別控除
- 家族への給与を経費にできる(専従者給与)
- 赤字を3年間繰り越せる
👉 白色申告でもOKですが、収入が増えてきたら青色申告を検討すると大幅に節税できます。
6. 小規模企業共済・iDeCoで将来の備え
- 毎月の掛金が全額控除
- 老後資金を作りながら節税できる
- フリーランスダンサーにおすすめの制度
7. まとめ ― 節税は日々の意識から
節税の基本は「経費を漏れなく計上」「控除をフル活用」の2つです。
日々のレシート・領収書を整理し、仕事との関連性をしっかり説明できるようにしておくことが大切です。
これで「ダンサーの税金豆知識」全5回シリーズは完結です。
税金や社会保険を正しく理解して、自分の活動をもっと自由に、安心して続けていきましょう!
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