社交ダンス教室経営が厳しいところが増えています。
10年前から地方の方では教室を閉めたという話が出てました。
最近では都内の方でも老舗の教室が閉店したという話を聞いている。
人口減少や社交ダンスのやる人の減少、現在ダンスをやっている人の高齢化など。
原因はすぐには解決できそうにないものばかり。
でもやれることはある。
やっていないことはあると思います。
そこからまだまだ集客し稼ぐ力はつけれると思います。
今回は、教室経営について考えていきたいと思います。
社交ダンスの将来性は?
経営コンサルタントの話だと
「他ジャンルに移行した方がいい」
「社交ダンスには未来がない」
という回答を得る。
そんなわかってるわ笑!
社交ダンスという特殊性はまだまだ価値はあると僕は思っている。
ダンスにハマった人の中毒性。
これはやったことがある人には分かってもらえるだろう。
ダンスの魅力をもっとたくさんの人に分かってもらえれば、ダンス界は発展するはずだ!
教室にはこない?
そもそも教室に来店する機会が減った理由は、ただでさえダンスをやる人が減っているのに
- 初心者を教えてくれる場所が増えた
- 上級者は教室にこない。
- カップルも自分で練習するようになった
- デモストレーションを敬遠するようになった
- 教室のレッスンは単価が高い。
- 初心者の人が行くには敷居が高く感じる。
初心者
サークルやカルチャースクールで初心者を教えてくれるところに流れてしまう傾向だ。
以前は、社交ダンスを習いに行くなら「教室」一本でしたが、今では選択肢が多く、選ばれる可能性が低い状態にあります。
上級者も、あえて教室で習いに行く必要がなくなりました。
ベテランの方は、踊れますので巷の500円パーティーなどで楽しく踊ることが可能ですよね。
あえて、高いお金を払いに行く必要性を感じなくなりました。
カップル
カップルもレッスンする頻度が減りました。
1人の先生に習うというよりは、色んな先生にアドバイスをもらいあとは練習するという効率がいい方法を見つけています。
コングレスやセミナーなどもありますし、必要な知識は教室にいかなくても良い!という流れになってきています。
デモンストレーション
教室といえばパーティー。
パーティーに出演してくださるデモンストレーター。
教室に通うと、デモンストレーションに出演してもらう!というのが先生の目標ですが、その方が減ってきています。
デモンストレーションの費用が高く、敬遠されています。
以前は、デモンストレーションに出るのが当然でしたが、今では出ない!
誘われるから教室に行かない!という人も増えました。
色んな原因を見ていきました。
教室としてどう集客していけばいいでしょうか?
デモンストレーションをやる方の上級者の方は、競技会の成績やパーティーなどを見てくる方が多いので、
パーティーや競技会を頑張る!としかいえません。
なかなか、そこは自分からどう集客するのは難しいといえます。
集客で可能性があるのは、
- 初心者
- ダンスを休んでいる方。
- 他の教室を辞めたいと考えている人
です。
ダンスを習うメリットを考える
まずは、自分の教室に通うメリットを明確に決めていきます。
- 技術を上げてくれるのか?
- 体を動かし、健康、ダイエット効果が期待されるのか
- デモンストレーションで発表会の楽しさを提供できるのか
などといった自分の教室に通うメリットを決めましょう!
自分に得意分野がると思うので、そこを前面に出しましょう。
その決めたターゲットに向けて集客を仕掛けます。
使うのは、
- ホームページ
- インスタ
- フェイスブック
- YouTube
- ブログ
です。
これからのSNSを利用することで、自分の教室をアピールしていきましょう。
初心者相手であれば、何から始めていいかわかりません。
そこの疑問点を丁寧に解説していきましょう!
- 費用は?
- どれくらいの期間が必要?
- どれくらいの頻度で通えば?
- 用意するものは?
- 自分に向いているか?
- どこで社交ダンスが踊れるのか?
- 予約の仕方は?
など疑問の点が多くあります。
これらを自分のホームページで解決してあげ、予約のボタンを教えてもらうようにします。
電話だとしづらい人用にメールでも受け付けられるようにしましょう。
ブログや、YouTubeを使いながら、映像や写真を使うとなおいいでしょう。
社交ダンスをやりたい!という人が多数いるわけではないので
即効性はないですが、地道に活動することが大切になってきます。
窓口をしっかり作っておいて、自分のページから離脱しないようにフォローしましょう!
ブログなどのSNSは手軽に始められます。
ただ、効果を得るまでに時間がかかります。
なので、出来るだけ早いうちに始めることが大切になります。地道に続けていくことが大事です!
自分以外にも収入源を確保する
自分のレッスン代だけでは賄いきれなくなりますので他の先生方の力を頼ることになります。非常勤の先生を招聘しましょう。
非常勤の先生として、レッスンをしてもらう教室も増えました。
教室的には場代がもらえるので、ありがたい収益源ですね。
個人プレーにさせるのではなく、教室でもしっかりとその先生が稼げるように宣伝することも大切です。
グループレッスンを作ってあげたり、SNSでのフォロー。
教室でも非常勤の先生をサポートしてあげましょう。
サポートしてあげることで、他の先生方も使ってくれるようになるかもしれません。
貸してあげてほったらかしはやめましょう!
教室の雰囲気作り
汚い教室や暗い教室は雰囲気が悪いし、居心地がいいとはいえません。
長い間いられるような雰囲気作りをしましょう!
小物や生物、お花などを置いておくのもいいでしょう!
清潔におしゃれにすることも教室に行くきっかけになります。
レンタルスペースとして
教室にはどうしても空いてしまう時間があります。
フロアが空いてしまうのはもったいないです。
レンタルスペースとして活用するのもありです。
近隣のレンタルスペースとの値段を比較しながら1時間当たりの金額を決めましょう。
鏡がある防音設備しているのはとてもメリットとなります。
レンタルスペースの募集は、無料のところが多いです。
借りられたら、手数料として支払うというところなのでリスクがなく募集もかけられます。
定期契約にこぎづけることができれば、その方の集客のフォローもしてあげましょう!
お互いが得をする教室にした方がいいです。
フリーの先生なども集客に対して、苦労していることが多い。
教室がフォローしてくれることはとても助かります。
他の方が教室を借りてくれる動機にもなります。
僕のところは田舎ということもあり、中々借りてが見つかりませんでした。
2年ぐらいかかりました。
でもホームページから来てくれて、使ってくれています。
周りからは、無駄だよ!と言われていましたが、ようやく実を結んだ結果となりました。
おまけ
社交ダンス教室は費用が多くかかります。
どれだけ費用を減らせるかも大事になってきます。
家賃が高い場合は、減らせないか考えます。
オーナーに相談する。
移転も考える。
月々の支払いですから、移転して安い家賃を使った方が後々楽になる場合があります。
少し計算しないといけませんが、検討してみましょう。
小さいところかもしれませんが、費用を見直すことが大切になります。
僕が社長になった時は、まず税理士さんを変えました。
月の報酬料が高かったので見直しました。
それだけで年間20万から30万減らすことに成功しました。
そのお金で社労士さんを雇うことができました。
社労士さんには助成金や労働に関しての相談ができますので、費用対効果として得をしていると思っています。
コロナ感染に関しての助成金の情報もいち早く受け取ることができました。
まとめ
社交ダンス教室経営について紹介しました。
一番最初にやるべきこと。
自分の教室に来たらお客様にどんなメリットを提供できるのか考える必要があります。
あえて、高い教室にきてもらうのですから、どういうメリットがあるのか考えてみましょう!
まずはそこからです。
ホームページなどのSNSで発信を仕掛けます。
以前の待つだけでの集客では取り残されてしまいます。
趣味は社交ダンスだけではありません。
色んな習い事、趣味から社交ダンスを選んでもらうのですからどういうメリットがあるのか。
そしてそのメリットを知ってもらって選んでもらいましょう!!