表現力を高めたい!と思うのがダンサーなら当然でしょう。
レベル高く踊るためには、表現力が必須です。
今回は、ダンスを踊るにあたって表現力を高める方法について紹介します。
表現力を高める準備
1.ダンスの振り付けを覚える
振り付けを覚えることが前提です。具体的には、曲を聴いただけで、身体が勝手に動いてしまう程のレベルが目安になります。
ダンスの表現力を鍛えるために、顔の表情や身体のパーツに意識を向ける練習も増えるので、振り付けに意識が向くと中途半端になることも。
そうならないためにも、最初の基礎固めは重要です。
無意識にダンスができるなら、曲の細かい部分まで把握していることになるので、好きな部分に多少のアレンジを加えても問題はないでしょう。
振り付けを完璧に覚えるまでは多くの時間が必要になりますが、あきらめずに練習するとあとが楽になります。
2.曲の歌詞の意味を知る
歌詞の背景を自分なり考えてみると、自分にしか思いつかないダンスのイメージが膨らんできます。
具体的な振り付けが思いつかなければ、似たようなジャンルの曲で振り付けを研究してみるのもいいですね。
ダンスにおいては、音楽そのものを感情をこめて振り付けで再現するイメージです。表現力を高めるには、曲の歌詞の意味を知ることで表現の幅が広がります。
3.自分のイメージを固める
最初は誰かの真似をしながら身につけるのがおすすめですが、それだけでは「自分らしさ」とはいえませんよね。
ポイントは自分の中で表現のイメージを固めることです。
イメージを固めるなら、何度も曲を聴いて思い浮かぶことを身体で表現してみたり、他のダンサーの振りや表情にも注目してみましょう。
無理に複雑な表現にするよりも、自分の感情や身体能力に適した表現がおすすめです。
4.他のダンサーの表現を 観察する
何度も観察しているうちに、気づくことも多いはず。観察するときのポイントは、自分にも真似できそうな表現を探してみることです。
自分のダンスレベルより少し上の技になれていくと、表現力の向上にもつながります。自分には無理だと制限をかけてしまうと、いつまで経っても成長しないので、まずは失敗を恐れずにやってみましょう。
5.表情を意識する
表現力といっても、はっきりと決まった形はないので、難しく感じることもあります。ダンスは演技の 1 つな ので、常に表情を保たなければならない場面も
とはいえ、気を抜くと表情に意識が向かなくなり、感情のないロボットのようになってしまいます。人間にしかない喜怒哀楽を顔や身体で表現することは難しいかもしれません。
しかし、本当はやりたくないという気持ちがあると、自分の感情を表情に出すことに抵抗を感じてしまうことも。
もし、抵抗を感じたら「何のためにダンスするのか?」と自分に問いかけてみてください。
6.身体のパーツを意識する
ダンスでは表情だけでなく、身体の細かいパーツにも意識することで、表現の幅が広がります。腕や脚・首・関節などの細かいパーツ。さらに目線・口も表現が可能です。
どれだけ表現にこだわりを持つかで、他のダンサーとの差が生まれます。最初から身体のパーツを意識しながらダンスするのは難しいので、パーツごとに分けて練習してみましょう。
常に姿勢を保ち、肩に力を入れすぎず、目線をずらさないように身体のパーツを意識できるようになるに は、やはり日々の自己研究が欠かせません。1 つの方法として、自分のダンスを録画して見返すと優先すべき 改善点を見つけやすくなります。
表現力に磨きをかけるなら、手の指先まで意識するくらい自分なりのこだわりを持つことがポイントです。
7.心の底からダンスを楽しむ
心の底からダンスを楽しむ気持ちは、アマチュア・ベテランのダンサーすべてに共通して必要不可欠な要素。
たとえ振り付けや表現が上手くなくても、ダンスは楽しんだ者勝ちです。
さらに、自分らしさの表現を追求したり、ダンスに磨きをかける原動力にも。また、ステージに立つ経験を増やすことで、心に余裕も少しずつ増えていきます。
ダンスの表現力を高める
具体例4つ
1.自分のことを知る
だれかに言われた通りの表現しても、「自分らしさ」という意味では違いますよね。上手く表情が作れなかったり、表現力がないと悩むダンサーも多いでしょう。
しかし、自分が踊りたいように踊ることが表現力なので、正解がありません。だれかに評価されたり、表現力の良し悪しを決められることではないので、自信をもって自分の気持ちをさらけだす勇気も必要です。
2.曲の世界観に入り込む
本当に存在する人物かのように魅せるには、どれだけ曲の世界観について理解を深めているかどうかがポイ ント。
ダンスの上手い人は、顔の表情から指先まで全神経に意識が通っているため、最後まで気を抜かずに踊り切 ります。曲の世界観に入り込むためには、自分の中で曲の登場人物を作り、なりきることがおすすめです。
また、曲に込められた意味や、作曲者の想いについて知ることも表現のヒントになります。
3.大きく動く
イメージをダンスに表現するなら、だれから見てもわかるように動くことが必要です。実際のステージではダンサーから観客との間に距離があるので、動きがあまりにも小さすぎるとよく見えません。
人前でダンスを披露するときに緊張すると、どうしても振りが小さくなりがちで悩むダンサーも。
しかし、小さく動いてしまってはせっかくのダンスがもったいないので、大きく動くことに意識を向けてみましょう。
たとえば、指先を空まで伸ばすイメージしながら腕を伸ばすと振りがキレイに見えたりします。ただ、全身で大きく動くと体力も消耗してしまうので、練習ではキツイと思うくらいまで負荷をかけながら身体を鍛えておきましょう。
4.常に姿勢を保つ
姿勢が悪いと振り付けがキレイに見えないのはもちろん、身体が疲れやすくなります。猫背の癖がある人
は、ダンスすると全身に力が入りにくく、ダラダラ踊っているように見えてしまうことも。
正しい姿勢とは、頭の上から糸で吊り下げられているイメージで、思いっきり両手を頭の上まで伸ばして背伸びしたあとに両手を下げたときの姿勢です。
ダンスの表現力を魅せるためにトレーニング
1.振り付けに強弱をつけてみよう!
振り付けの強弱に意識を集中させることで、メリハリのついたダンスになります。強弱をつけるためには、全身に力を込めるだけでなく、部分的に力を抜くことも必要です。
全身に力が入りすぎると、強弱が薄い振り付けになるのと、余分な体力を消耗してしまいます。また、止めるべきポイントで止められていない場合も、メリハリがつきにくいので止めることを意識してみましょう。
2.目線を意識してみよう!
目線が正面だと、せっかく振り付けができても平面なダンスになってしまい、ただ踊っているだけのように見えてしまうことも。
目線で雰囲気を感じている場合が多いので、目線を外すポイントを知っておくと自分にしか出せない雰囲気ができます。
3.雰囲気を出してみよう!
ダンスで上手く雰囲気を出せる人は、ステップや身体のパーツを意識するなどダンスの基礎を圧倒的な数をこなしています。
身体的・精神的に余裕があるからこそ、振りの強弱や目線に意識を向けることが容易いの
です。
【まとめ】自分の心に従ってありのままの自分を表現
ダンスの振り付けを覚える
曲の歌詞の意味を知る
自分のイメージを固める
他のダンサーの表現を観察する
表情を意識する
身体のパーツを意識する
心の底からダンスを楽しむ
この機会に実践してみてください。