社交ダンサーの税金

ダンサーが個人事業主として確定申告の方法!

年が明けてお正月気分が抜けると「確定申告」の季節がやってきますが、
基本的にダンサーは個人事業主が多いので確定申告が必要です。
(ダンス教室などに雇われている場合は不要)

確定申告が必要と言われても初めての場合はどうしたら良いのか分からないことも
あるでしょうから、ダンサーの確定申告について詳しく見ていきましょう。

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ダンサーの確定申告に必要なものは2つだけ

ダンサーが確定申告をする際に必要となるのは1年間の「収入を証明するもの」と
「経費を証明するもの」の2つだけです。

イベントになど参加して報酬を受け取ると支払額や源泉徴収額などが記載された
明細を同時に貰えるはずなので、その明細が収入を証明するものとなります。

ダンス教室で月謝を請求するのに請求書、受け取る際には領収書を
発行しているでしょうから、その請求書や領収書の写しが証明となるのです。

もし明細や写しが無い場合は、受け取った報酬や月謝が記載されている帳簿や
通帳などを収入を証明するものとして使います。

ちなみにダンサー以外のアルバイトで収入を得ているのであれば、
アルバイト収入も確定申告の対象です。

アルバイトでお給料とともに貰える給与明細がアルバイト収入を証明するものと
なりますから、1年分をしっかりと保管しておきましょう。

経費を証明するものは、ダンサーとして活動するのに必要な物やサービスを
購入・利用した際の領収書やレシートです。

ダンサーの経費として認められるものは後述しますが、とにかくダンサーとして
購入・利用したものの領収書やレシートは全て保管しておきましょう。

収入と経費それぞれ証明するものを1つの帳簿にまとめて確定申告の際に提出します。

ダンサーの経費として認められるもの

ダンサーの確定申告で経費として認められるのは
・レッスン費
・衣装費
・メイク費
・道具、装飾費
・会議費
・その他
などです。

「レッスン費」は自分が生徒に教えるのではなく、
自分が生徒としてレッスンを受けるのに発生する費用のことです。

イベントなどのステージで披露するダンスの振りを付けてもらうのに発生する費用も
レッスン費となります。

レッスンを受けるのにレンタルスタジオを利用する場合は、
スタジオのレンタル費もレッスン費に含まれます。

「会議費」はイベントなどの事前打ち合わせの際の軽飲食代、ダンスの構成や
振り付けを考える際に飲むコーヒーなどのお茶代も会議費に含めてOKです。

「その他」はダンスの構成や振り付けの参考に購入した資料代、
ダンス動画の編集に使うパソコン購入費用などを雑費として計上します。

ただし購入費用が10万円を超えるパソコンは確定申告では固定資産と見なされるので、
雑費ではなく減価償却費として計上するのが一般的です。

自宅の一部をレッスンスタジオとして使っているもしくはオンラインレッスンを自宅で
行っている場合は、地代家賃の一部を経費として計上できます。

ダンサーの確定申告で作成する書類

ダンサーが確定申告の際に作成する書類は、初めて確定申告する場合には
・個人事業の開業・廃業等届出書
・所得税の青色申告承認申請書
・収支内訳書
・確定申告書B
の4枚で、2年目以降は「収支内訳書」と「確定申告書B」の2枚です。

「個人事業の開業・廃業等届出書」は個人事業主を開業するための届出で、
これを提出することで個人事業主として登録されます。

「所得税の青色申告承認申請書」は青色申告するのに必要な書類で、
これを提出しないと白色申告となります。

「収支内訳書」は1年間で得た所得を計算するためのもので、
収入と経費をまとめた帳簿を元に作成する書類です。

「確定申告書B」は個人事業主用の確定申告書で、
確定申告書に必要事項を記入することでその年の所得税額が分かります。

税金を払いすぎていると確定申告後にお金が返ってくる

イベントなどにダンサーとして参加して貰える報酬は、
あらかじめ源泉徴収税額が引かれているケースが多いです。

確定申告で確定した所得税額よりあらかじめ引かれた源泉徴収税額の合計が
多い場合には差額が還付金として戻ってきます。

場合によっては還付金が数十万円単位になることもありますから、ダンサーとして
ある程度収入があるなら確定申告は義務であると同時にお得な制度でもあるのです。

<h4>確定申告書類は確定申告ソフトを使えば簡単に作れる</h4>

確定申告書や収入と経費を示す帳簿など確定申告の際に提出する書類は
確定申告ソフトを使えば簡単に作れます。

例えば「やよいの青色申告」というソフトなら、収入と経費をその都度入力するだけで
帳簿と収支内訳書、確定申告書が作れてしまいます。

e-Taxによる電子申告にも対応しているので、マイナンバーカードがあれば税務署や
確定申告会場に行かなくても自宅で確定申告を済ませることも可能です。

やよいの青色申告は年額8,800円から利用可能で、2022年12月現在は1年間無料で
使えるキャンペーンが行われているのでおすすめです。

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まとめ

ダンサーに限らず個人事業主にとって確定申告は面倒ではあるものの、
払いすぎた税金が戻ってくる可能性もあるお得な制度でもあります。

確定申告ソフトを使えば書類作成もそれほど難しくありませんから、
確定申告にはやよいの青色申告などのソフトを活用してください。

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