社交ダンスの競技会を観戦していると華やかな衣装に身をまとい、髪型をきちんと整えて踊っている美しい姿を目にします。
社交ダンスを見ていて髪型が特殊だなと思った方もいるでしょう。社
交ダンスでは髪型にルールがあって審査の評価にかかわるため、競技会に参加しているペアはよく考えて髪型を仕上げています。
社交ダンスの髪型のルールはどのような内容なのでしょうか。
ルールの内容と、髪型のアイディアの出し方について紹介するので、美しいヘアスタイルにして踊っていきましょう。
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社交ダンスと競技ダンスで髪型のルールは違う
社交ダンスは趣味で踊る人も、競技会に参加して入賞を目指す人もいます。
実は髪型のルールは趣味の社交ダンスと競技ダンスでは違うので注意しましょう。
まずは社交ダンスと競技ダンスの髪型のルールを簡単に解説します。
趣味の社交ダンスは基本的に自由でOK
趣味で踊る社交ダンスでは基本的に髪型のルールはありません。
社交ダンスを通してコミュニケーションを取り、踊って楽しむのが目的だからです。自由な髪型で踊って構わないので、パーティーに参加するときにも競技ダンスの選手のようにきっちりと決めなくても問題ありません。
ただ、マナーは守るのが暗黙の了解になっています。
ダンスパーティーに参加するときには、ダンス中に髪がパートナーや周りの人の迷惑にならないように整えておきましょう。
競技ダンスでは暗黙のルールがある
競技ダンスでは厳しい暗黙のルールがあるので注意が必要です。
競技ダンスの審査評価にかかわることを考慮して髪型を整えなければなりません。競技会の規定などで具体的に髪型のルールが示されているわけではありません。
社交ダンス競技会の参加者は「社交ダンスならこうあるべき」という考え方を常識として持っているかどうかが試されています。
競技ダンスでは一般的には髪型が暗黙のルールに従っていて当然という考え方で評価されます。
つまり、髪型がルールに則っていないと減点対象です。
スタンダードとラテンでルールが違うので、出場するときには髪型を種目に合わせて整える必要があります。
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趣味で楽しむ社交ダンスの髪型で重要なポイント
趣味の社交ダンスの場合には髪型は自由です。
ただ、マナーを守らなければならないのは確かです。趣味で楽しみたい人のヘアスタイルについて重要なポイントを見ていきましょう。
激しく踊っても邪魔にならないようにする
社交ダンスの髪型で最も重要なのは、激しく踊っても邪魔にならないようにすることです。
社交ダンスは種目によっては動きが激しく、きちんと固めていないと髪が乱れて邪魔になることがあります。
競技ダンスではジェルやハードワックスなどを使って固めて、どんなに激しく動いても髪が乱れないようにするのが基本です。
趣味で社交ダンスをするときにそこまで気にする必要はありませんが、少なくとも髪を束ねて乱れないように整えましょう。
社交ダンスパーティーに参加するときには特に重要なマナーです。
女性で長い髪が男性の目に入ってしまうということもあります。
束ねておくのが無難でしょう。
男性もボサボサではあまり良くありません。
セットするほどではないけど、整える程度はしておきましょう。
教室ではルールを守る
社交ダンス教室に通う場合には教室のルールを守りましょう。
社交ダンス教室ではレッスン生に髪型のルールを設けている場合があります。
利用ルールに書かれているときには、その通りに髪を整えてからレッスンを受けましょう。
厳しいルールのことはあまりありませんが、髪が邪魔にならないようにどうすべきかが明記されているのが一般的です。
特にルールが明記されていない場合には、先生に聞いてどうしたら良いかを教えてもらいましょう。
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競技ダンスの髪型のルール
競技として社交ダンスをする場合には男性にも女性にも髪型のルールがあります。
髪型をセットしたらしっかりと固めるのはどの場合にも同じです。
ただ、スタンダードかラテンかの違いによって細かなルールが異なるので、それぞれの基本的な髪型を解説します。
【男性】スタンダードの髪型
男性がスタンダードの種目を踊るときには首筋がはっきりと美しく見えるようにするのがルールです。
襟足は刈り上げにするか、なでつけにして首筋を見せます。側面は耳回りをきれいに出すように短めに整えるのが一般的です。
そして、前髪は垂らさず、庇を高くして7・3のツーブロックにするのが標準的な髪型です。
もちろん8・2でも大丈夫です!似合えばOK!
【女性】スタンダードの髪型
女性がスタンダードを踊るときには額をきれいに見せながら、首筋やうなじをきれいに見せるのが基本です。
アップでバックにボリュームを持たせるのが一般的な髪型です。夜会巻きが昔からよく選ばれているので、迷ったときには夜会巻きにすると良いでしょう。ショートにしてしまうとヘアアレンジが難しいので注意が必要です。
首筋やうなじを見せるためにショートにすると手抜きと思われて評価が下がるリスクがあります。
【男性】ラテンの髪型
スタンダードと違ってラテンの髪型には自由があります。ただ、男性の場合にはダンスの雰囲気に合うように髪上げをして、ダンスが美しくなるようにするのがポイントです。
オールバックが標準的なので、迷ったらとりあえずオールバックで固めておきましょう。
セミロングにしたり、パーマをかけたりする人も増えてきているので、格好よく決めるという意識で自由に髪型を整えるのがおすすめです。
【女性】ラテンの髪型
女性の場合にもラテンでは髪型は基本的に自由です。ダンスで表現したいことに合わせてヘアスタイルをデザインするのが理想的です。
三つ編みやポニーテールも人気があり、髪飾り、ウィッグ、エクステなどを使っても問題ありません。
ただ、首筋やうなじを美しく見せるのはラテンでも重要なポイントです。ショートがアウトとされることもあるので、ミドル以上の髪でヘアセットを丁寧に考えるのがおすすめです。
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社交ダンスで競技用の髪型を整える方法
社交ダンスで競技会に出場する場合には、ダンスに合わせてきちんと固めた髪型を整える必要があります。競技用の髪型を整える方法を確認しておきましょう。
美容室を利用する
社交ダンスの髪型をきちんと整えるなら、競技ダンスの髪型について知識と経験がある美容室を利用しましょう。
一般的な美容室では社交ダンスにあまり詳しくないので、競技用に整えて欲しいと言っても理解してもらえない場合があります。
モデルになる人がいるなら写真を持っていくとその通りに仕上げてくれますが、オリジナルにしたいときには社交ダンスの知識がある美容師にお願いするのがおすすめです。
競技会に参加するときには完成度が重要なので、プロの美容師に任せると安心です。
以前はダンスウイングという雑誌がありまして、髪型特集があって役に立ちましたが、現在は廃刊になっていますね。
自分で髪型を整える
髪型は自分で整えることもできます。髪型を自分できれいに整えるのは難しいと思うかもしれませんが、鏡を前にしてやってみると意外に簡単にできる人もいます。
男性なら襟足や側面の無駄な毛を剃って整えて、ポンパドールを作ったり、オールバックにしたりするだけなので比較的簡単です。
女性はどのような髪型にするかによって自分でもセットしやすいかどうかが違いますが、夜会巻きであればコームだけでできるので難しくはありません。
YouTubeなどで競技ダンス用の髪型の整え方が無料で配信されているので参考にすると良いでしょう。
好みの髪型の整え方を動画で見ながらやってみると意外に簡単にできます。子分で髪型を整えると自由があるので、こだわりのある仕上がりにできるのもメリットです。
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社交ダンスの髪型のアイディアを手に入れる方法
社交ダンスの髪型のアイディアが欲しいこともあるでしょう。ダンスに合う髪型がイメージできなくて困ってしまったら、さまざまなアイディアを集めるのが大切です。
ここでは髪型のアイディアを手に入れる方法のおすすめを紹介します。
社交ダンスの競技会を観戦する
社交ダンスの競技会で選手がどんな髪型をして踊っているかを見てみましょう。オリジナリティに溢れる髪型をしている人もいれば、標準的な髪型にすることを徹底している人もいます。
競技ダンスで上位を目指すなら、チャンピオンや上位者の髪型を参考にすると良いでしょう。
チャンピオンクラスになると自分たちのダンススタイルと髪型をうまくマッチさせています。じっくりと観戦してセンスで感じ取り、自分のスタイルに合わせて応用するのがおすすめです。
以前は、ひまわりさんが「dance wing」という雑誌を発行しており、そこに髪型を載せてくれていました。
現在は、廃刊になってしまっており、雑誌からは新しい情報は入ってきません。
PinterestやSNSを利用する
社交ダンスの髪型のアイディアはPinterestやSNSで集められます。
Pinterestはアイディアをピンとしてボードに留めて共有するスタイルのサービスで、さまざまなパターンの髪型のアイディアがユーザーから公開されています。
SNSでも社交ダンスの競技会に参加したときの写真や動画がアップロードされていることがよくあります。
特にInstagramなどはリアルタイムに参考になるものが流れてきています。
PinterestやSNSはアイディアの宝庫なので、髪型で悩んだときには活用してみてください。
ヘアスタイルの雑誌を参考にする
ヘアスタイルの雑誌を見て参考にするのもおすすめです。
社交ダンスの参加者だけでなく、一般的なヘアスタイルについての情報誌を見てみるとアイディアが出てくるでしょう。
スタンダードの場合にはルールが厳しいですが、ラテンの場合には自由が大きくてどんな髪型が良いか迷ってしまいがちです。
さまざまなヘアスタイルのモデルの写真を見ていると、ダンスのイメージと合う髪型が見つかります。
アイディアが浮かばないときには美容室などに置いてある雑誌を手に取ってゆっくりと見てみましょう。
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まとめ
社交ダンスの髪型は趣味として踊るだけなら自由です。
競技ダンスとして取り組みたい場合には、暗黙のルールに従って髪型を整える必要があります。髪型によって評価が下がるリスクがあるので、特にルールが厳しいスタンダードでは基本を守りましょう。
社交ダンスの髪型はゴールデンスタンダードに則って美しく見せるのが大切です。
ダンスの内容に合わせてデザインして、ダンスの完成度を高めましょう。
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