最近の社交ダンス業界は、厳しい。
以前は、
「まーそんなこと言ってもなんとか大丈夫」
「どうにかなるさ」
と言っていたけど、最近は僕自身も厳しさを痛感している。
実感として、かなりのお客様の数は減ってきている。
周りの先生もこれからの社交ダンスの将来について厳しい見通しを立てている人が多い。
ただ、
「転職について考えようかな」
なんて僕は思わないですね。
これからもダンスの業界でしっかりと働いていきたいです。
今回は、売り上げが下がっても教室経営をしていく方法について考えて行きたいと思います。
売り上げが減少して経営を続けていくには
- 貸付制度を理解しよう
- 固定費を見直そう
倒産防止共済
現在では、経営セーフティ共済
もしも、自分の教室経営が大変で資金繰りが厳しくなった時に使えるものです。
そのためには、加入し、毎月ある一定の額を掛けておかなければいけない。
毎月自分の好きな額を掛けておく。
相手先が倒産した時に、かけた金額に応じて借入が可能。
もし、自分の会社の経営が悪くなった時に、相手先が倒産していなくても一時貸付として
掛け金に対して借り入れができる。
40ヶ月以上かけておくと解約はいつでもできる。
40ヶ月以上なら解約しても元本割れなし。
急に経営が困難になることもあり得るのでこの共済に加入しておくのもいいでしょう。
普通に運転資金を金融機関から借入しようとすると審査が厳しかったり、時間を有したりします。
その点、この共済は掛けている金額に対して借入ができるので、いざ困った時に助かります。
利率もその時によって異なりますが、調べている時の利率は「0.9%」でした。
運転資金として使えるので、便利です。
小規模企業共済
国の機関が運営する制度。
積立による退職金制度です。
事業を辞めた時に、掛けた金額に少し利息がついた状態で受け取ることができます。
毎月の掛け金は所得控除できるので節税効果もあります。
掛け金の7割から9割で借り入れることができる
利息は1.5%
この共済も借入ができるものですが、途中で解約すると元本割れします。
事業をやめたりする場合のみ、元本割れしません。
長期に渡って事業をやる意思がある時には利用しておきたい共済ですね。
少人数私募債の制度
身内や知り合いに社債を引き受けてもらい借り受ける方法もあります。
手軽でコストも安く担保もないので、メリットがあります。
ただ、これは資金繰り目的としては使えないようです。
自分使いたい時、経営悪化した時には使えませんね。
前もって備えておく
経営が悪くなってからでは遅いので、備えはしておきましょう。
日々の備えには営業活動も見直さなければいけませんね。
営業活動を見直そう
どうしてお客さんが来ないのか理由はいらない!!
- 社交ダンスが廃れているからか??
- 認知されていないのか??
- 教室に来づらいのか??
- 人口が減っている??
- 不景気だから??
色んな原因があると思います。
人口減少には僕らどうすることもできませんからね。
なぜこないのかと考える必要はありません。
潜在顧客はたくさんいる
取りこぼしている1%や2%を改善しよう。
社交ダンスをやる人が減ったからこない!で終わりません。
社交ダンスを始めていない潜在顧客はまだまだいます!
きっかけがなくて、やっていないだけ。
行動を起こすように促せば始めるかもしれません。
来ない理由よりもくる理由を考える
最近、来店したお客さんに聞いてみよう!
- どういうきっかけで始めようと思ったのか?
- どうして、うちにこようと思ったのか??
この2点は非常に大切なヒントとなります。
もしも、ホームページで見た!ということであれば、さらにホームページに力を注ぐべき。
口コミの紹介で!と言われたのであれば、紹介制度を改革してもっと紹介してもらえるようにしていくべき。
最近来店した行動心理を分析してみよう!
認知されていないのであれば、広告をしっかり打ち出す必要がありますね。
多少広告費を出しても、その広告を見てきた顧客さんが通ってくれれば数年で回収することができます。
もちろん、広告だせばいい!というわけではなく、効果のあるところに出しましょう。
必要経費「固定費」について考えましょう。
固定費
経営において家賃などの固定費は必ずかかってくる必要なもの。
その固定費金額をどれくらいのペースで回収するのがベストか??
目標 20日
20日で固定費を回収できるように売り上げ目標を立てましょう。
なかなか20日で回収しようと思って難しい。
僕はエクセルで日割りの固定費回収計算をしています。
残り、いくらで固定費回収できるかどうか。
闇雲に焦ったりするのではなく、いくらぐらい足りないのか?
いつもどの曜日、どの週が弱いのか?
分析するのに効果があります。
ライバルに勝つ差別化
競争相手がいると思います。ライバル。
そのライバルに勝つには?
3つの方法があります。
- 低価格
- 最高級
- 密着性
低価格
飲食店だと吉野家やサイゼリヤなど低価格を打ち出し、集客を頑張る方法です。
ただ、これは自分の首をしめることになる可能性もあります。
周りのもっと資本力あるライバルに真似されて価格競争になってしまうと、非常に苦しい経営になります。
低価格をやるのは、シェアを完全に勝ち取る!という場合のみやるべきで最初の方でやるべきではない。
最高級
社交ダンスでいう最高級。
チャンピオンやファイナリスト、海外からの新しい技術など。
ダンス技術が最高級なものを提供する。
もちろんチャンピオンになりたいと思ってなれるものではないですよね。
海外に行けるかもしれませんが、お金もかかります。
密着性
地域密着というように、真摯に生徒さんのことを考えた指導があるお教室です。
生徒さん1人1人の好みや性格をしっかり対応してくれ、痒いところまで指導してくれるものです。
これならできそうですね。
資本力やチャンピオンのいる教室に対抗するには、顧客密着型がオススメです。
レンタルスタジオとして貸し出す
空き時間をレンタルスタジオとして貸し出してもいいかもしれません!
レンタルスペースは貸レンタルサイトではトップシェアを誇るサイト。
登録しておけば、予約が入れば教えてくれます。
そして、無料で登録することができますので、予約が入らなくても宣伝効果もあります。
私のホールも登録することで、インストラクターの人が見つけてくれて連絡が来たりしていました。
最初に写真や紹介文を書いておけば後は放置で大丈夫。
夜や日曜日など休みがあるのであれば、登録しておくのもいいと思います。
↓
まとめ
今回は、売り上げが下がっても経営ができるのか考えてみました。
最近のコロナ騒ぎや天災、色んなことがおきます。
その時に売り上げがガクッと下がります。
閉めないといけなくなるぐらい追い込まれてしまいます。
日々、リスクに対応できるようにしておきましょう!!