社交ダンス教室の選び方にはコツがあります。
社交ダンス教室に通えばもっとうまくなれる、初めての種目にチャレンジできると思っている人も多いでしょう。ただ、通い始めてから、この教室にしなければよかったと後悔してしまうのではないかと不安になることもよくあります。
社交ダンス教室は自分に合うところを選び出すのが最も大切です。通いたいという気持ちが湧いてくる社交ダンス教室の選び方と、重要なチェックポイントを押さえておきましょう。
通いたくなる社交ダンス教室の選び方
社交ダンス教室はつい通いたくなるようなところを選び出すのが大切です。社交ダンスは継続することが上達には欠かせないからです。通いたくなる社交ダンス教室の選び方の基本をまずは紹介します。
目的を決めてから社交ダンス教室を比較する
社交ダンス教室に通う目的を最初に決めましょう。あなたが社交ダンス教室に通う目的は何でしょうか。もっとうまくなりたい、新しいダンスジャンルをマスターしたい、いろいろな人と出会いながら社交ダンスを楽しんでいきたいといったように、人それぞれさまざまな目的があります。競技として学んで、大会で入賞を目指したい人もいるでしょう。
目的を明確にした上で、社交ダンス教室を比較するのが選び方の基本です。選び方で悩んでいる人は目的があいまいなことが多いので、あらためて具体的な目標を立ててみましょう。
挑戦したい社交ダンスに対応しているかを確認する
社交ダンス教室で挑戦したいダンスに対応しているところを選ぶのは必須です。ワルツやタンゴ、ルンバやチャチャチャなどのさまざまな種類の社交ダンスがあるので、好みのダンスを決めてから教室を探すのもおすすめです。
スタンダードとラテンアメリカのどちらが良いのかというくらいのイメージでも良いでしょう。初心者の場合には広くて色んなダンスにチャレンジできる教室を選ぶのがおすすめです。
レベルに合うレッスンを受けられる教室を選ぶ
自分のレベルを考えるのも重要なポイントです。社交ダンスのステップから学びたい初心者と、大会入賞を目指す上級者ではレッスンに求める内容が異なります。先生の力量や教室の方針やカリキュラムによって、どのレベルの人に合うレッスンをしているかが違います。
自分の今のレベルと、目指したいレベルを考えて、ギャップを埋められる教室を選ぶのがおすすめです。
希望のレッスンスタイルを選べる教室にする
社交ダンス教室はレッスンスタイルを考えて選びましょう。レッスンスタイルにはグループレッスンとプライベートレッスンがあります。グループレッスンは先生が複数の生徒を同時に教える方式です。グループレッスンには先生が個々の生徒に直接指導をするスタイルと、生徒同士でペアを組んで踊るサークル式のスタイルがあります。
プライベートレッスンはマンツーマン指導を受けられる方式です。徹底して指導を受けたいならプライベートレッスンがおすすめです。
しかし、グループレッスンには社交ダンス仲間とのネットワークを広げられる魅力があります。社交ダンス教室に通う目的との兼ね合いも考えて、希望のレッスンスタイルに対応している教室を選びましょう。
教室の印象・雰囲気を大切にする
通いたいと心から思える社交ダンス教室を選ぶには、印象や雰囲気を重視するのがおすすめです。真剣に社交ダンス教室を学びたい人には、黙々とレッスンに励んでいる教室が魅力的でしょう。社交ダンスを楽しむ一環として教室に通いたい人にとっては、会話が飛び交っていて気軽な雰囲気がある方が通いたいと思うでしょう。
社交ダンス教室に訪問して、実際にレッスンを見学させてもらうと様子がよくわかります。直感的に魅力を感じた社交ダンス教室を、有力候補として比較検討しましょう。
自分に合う社交ダンス教室を選びためのチェックポイント
社交ダンス教室は、自分のライフスタイルに合うところを選ぶのが大切です。ずっと通いたいと感じる社交ダンス教室を選び出すためのチェックポイントを見ていきましょう。
教室の通いやすさ
通いやすい場所にあるのは、社交ダンス教室の選び方としてとても大切です。定期的に通うことを想定して場所を選びましょう。自宅の近くにあるか、職場からの帰り道にあると通いやすいでしょう。通いたいのが平日か休日かも加味して、気軽に通える社交ダンス教室を選ぶのがおすすめです。
レッスンの曜日・時間帯
社交ダンス教室のレッスンはコースによって選べる曜日や時間帯が違います。自分が通いたいコースが希望の曜日・時間帯に実施されていることをチェックしましょう。
希望の時間帯には上級者コースしかない、教わりたいダンス種目に対応していないなどといったこともよくあります。夜や朝に通いたい場合にも対応しているのかも教室によって異なるので確認が必要です。
レッスンの予約しやすさ
レッスンの予約システムは重要なチェックポイントです。申し込んだら毎週、同じ曜日の同じ時間にレッスンを受けられる場合もありますが、自由に時間を指定して予約できる場合もあります。グループレッスンでは曜日や時間帯が限定されている代わりに、レッスンあたりの受講可能人数が多いので予約を取りやすい傾向があります。
プライベートレッスンでは時間帯の選び方に自由がありますが、マンツーマン指導なので希望の先生の予約を取りづらいこともあるので注意しましょう。
先生とのコミュニケーションの取りやすさ
社交ダンス教室は先生からレッスンを受けられるのがメリットなのですが、コミュニケーションを取りやすいのかということには注意が必要です。体験レッスンや見学を通して波長が合う先生を探しましょう。
先生と実際に話をしていて質問しにくい、説明がわかりづらい、レッスンを受けていてつらいと感じたら、きっぱりと他で探す方がいいでしょう。コミュニケーションがうまく取れないと、いくら好きなことでも続けていくことが難しいものです。
他のレッスン生との相性
グループレッスンを希望する場合には、他のレッスン生との相性もチェックした方が良いでしょう。社交ダンスに対する考え方や目標感が違う人たちと一緒にレッスンを受けているとストレスになりがちです。
体験レッスンで一緒に踊ったり、見学をしてレッスンを受ける様子を見たりして相性の良さを考えてみましょう。同じ価値観を持っている人たちに囲まれることができるとモチベーションが上がります。
レッスン料金の高さ
レッスン料金は今後、社交ダンス教室でレッスンを継続する上で重要なチェックポイントです。定期的に通っても問題ないくらいのレッスン料金の教室を選びましょう。通う頻度や家計の状況によってどのくらいの費用をかけられるかは違います。
1レッスンあたり3000円~6000円くらいなら安い方です。ただ、安い代わりにサービスに問題がある可能性もゼロではないので、見学や体験レッスンを通して良し悪しを見極めましょう。
社交ダンス教室の選び方で心配なときのチェックポイント
社交ダンス教室の選び方でもし不安があるなら、きちんと払拭してから申し込みましょう。ここでは選び方で心配になることが多いポイントをピックアップして紹介します。
いつでもコース・プランの変更ができるか
コース・プランの変更に対応しているかどうかをチェックしましょう。社交ダンス教室に入会するときにはコースやプランを選んで申し込みます。しかし、実際に通い始めてみたらレッスン頻度を減らしたい、初級者コースではなく中級者コースにしたいと思うこともあります。このような際にいつでも変更できる社交ダンス教室なら安心です。
H3:先生の変更ができるか
先生の変更ができると、コミュニケーションを取りづらい、相性が合わないといったトラブルに簡単に対処できます。大抵の社交ダンス教室ではプライベートレッスンでもグループレッスンでも同じ先生から指導を受けられます。
第一印象は良かったけれど、長く付き合っていくのはストレスに感じるということもあるでしょう。気軽に先生の変更ができる社交ダンス教室ならより良い先生を探すことができます。
入会料金や解約料金がかかるか
社交ダンス教室の入会料金と解約料金のシステムは重要なチェックポイントです。通い始めてみると教室の雰囲気が合わない、スケジュール的に通い続けるのが難しいなどと感じることがあります。
入会料金や解約料金が高いとすぐにやめにくいでしょう。もし合わなかったなら、やめて他の教室を探した方が良いので、気軽にやめられるシステムのところを選ぶのがおすすめです。月額料金の支払いだけで済むか、都度払いができるのが理想的でしょう。
※大体の教室は解約料金などはかからないのが通常です。
レッスンの予約変更ができるか
プライベートレッスンの場合には予約変更ができるかをチェックしましょう。月に一定回数のレッスンを受けられるプランの場合には、都合が悪くなってしまうと予約をキャンセルしなければならない場合もあります。
キャンセル扱いになると、その月に受けられるレッスンが一回分無駄になってしまいます。予約変更ができるか、いつまでならキャンセルにならないかは教室によって違います。仕事や家事が忙しい人には特に重要なチェックポイントです。
まとめ
いつまでも通いたい社交ダンス教室を選び出すには目的や予算を明確にしてから、現場を見て決めるのが重要なポイントです。社交ダンスで何をしたいのかをよく考えて、教室で学ぶのにかけられるお金や時間を決めてから候補を絞り込んでいきましょう。
現場で先生やスタッフ、レッスン生とコミュニケーションを取ってみて、通いたいと感じる教室を選ぶのがおすすめです。不安がなくなる選び方をするのが社交ダンス教室を決めるときには大切です。
コースやプラン、教えてもらう先生などを変更できるかもチェックして、安心して申し込める教室を選び出しましょう。