社交ダンサーの税金

ダンサーの節税対策!経営セーフティ共済の活用方法

今回は、税金対策について紹介します。

出来るだけ、資産を残して税金を安くする。それが目標です。

今回紹介する「経営セーフティ共済」もその一つの手法です。
多くの個人事業の方が加入している共済になります。

2020年は持続化給付金や県や市などから支援金をもらって所得が増えた人も多いですよね。所得が増えて困るといえば、来年の「税金」です。

支援金は税金対象になるそうですから、来年の所得税や住民税、保険料に関わってきます。

簡単な所得税の計算式

収入ー経費ー控除=所得
所得×所得税率=所得税

もちろん、今年の売上が下がったからこそ支援金が貰えたわけですが、6月以降売上が戻れば5月にもらった支援金の金額分の税金が負担になってきます。

早めに税金対策を考えておくべき必要があります。

ダンサーは個人事業の方が多いので、経費をうまく使えば所得を減らすことが可能ですよね。ただ、無駄なものを経費にしても資産は増えないので、お金を残しながら税金を節税したい。


経営セーフティ共済

そこで、調べていいなと思ったものの一つが「経営セーフティ共済」というもの。

毎月掛けた金額は全額控除対象になります。
将来は、掛けた金額が100%戻ってきます。

これはいいものを見つけました。

早速、加入手続きに入りました。

窓口は、金融機関か、商工会です。
僕の場合は、商工会の人にお願いして加入手続きを進めました。

基本的には、書類に必要事項を記入して判子を押して終わりです。
大体2ヶ月後には引き落としが始まります。

7月加入なので、7月分、8月分9月分の3ヶ月分が引き落としされます。
毎月5万に設定したので、今年は6ヶ月分の「30万」が控除対象になります。

前納もすることが可能なので、後々、1年分まとめて納めることも検討しています。
これで大分節税することができますね。

商工会の人に聞いたのですが、今年は、持続化給付金などをもらった個人事業の方が加入手続きをしていく人が多いそうです。

考えることは一緒ですね。

経営セーフティ共済の概要

元々の制度の目的は、取引先が倒産して資金繰りが困った場合に貸し付けてくれる救済のための共済になります。

掛けた金額に対して10倍まで貸し付けてくれるものです。

ただ、貸付機能というよりは、掛け金が全額控除ということで節税対策で加入する人も多いようです。



経営セーフティ共済のメリット

  • 税法上の節税対策

個人の場合は必要経費に算入することができます。

  • 貸付金

取引先倒産の時
無担保・無保証人で掛金の最高10倍(上限8,000万円)まで借入することが可能です。
ただし、利息は結構かかるそうなので、金融機関から借入することができない場合に利用するといいようです。

  • 解約手当金が受けとれる

解約しても100%戻ってきます。
40ヶ月以上納めた場合に限ります。

12ヶ月以上の場合は、8割戻ってきます。

掛け金

掛金月額は、5,000円から20万円までの範囲(5,000 円単位)で自由に選択できます。
掛金は掛金総額が800万円に達するまで積み立てることができます。

800万に達すると、その時点でかけることができません。

ただ、一度解約して、再度加入手続きをすることはできます。

加入手続き

中小機構と業務委託契約を結んでいる団体(委託団体)または金融機関の窓口

デメリット

  • 運用益が出ない

小規模企業共済やIDECOのように運用益はありません。
掛けた金額だけが戻ってくるだけになります。

  • 解約時は一括なので、解約年にはその解約金に対して税金がかかる

ここが注意しなければいけないところ。毎年の税金は安く抑えられますが、
解約時には、多くの税金が掛けられる可能性があります。
解約年に、多くの経費がかかる、売上が大幅に下がっているなどの時期を調整して解約を申しむ工夫が必要になります。

  • 楽天銀行が使えない

個人的に残念ポイントです。

僕は楽天銀行重宝する人なので、残念ですがネット銀行は対象外だそうです。
最初楽天銀行で申し込んだら、断れてしまいました。

金融機関からの判子が必要で、出来るだけ銀行の支店がある金融機関を引き落とし口座にしておく必要があると思います。

商工会の人に2度手間、3度手間取らせてしまいました。

  • 中小機構は電話が通じづらい

電話しても自動音声でなかなか担当の方に通じない。
リアルタイムに質問できないのがデメリットですね。

僕の場合は、商工会の人に問い合わせは任してしまいましたが商工会の人が全然電話通じないと呟いていました。

まとめ

工夫次第で税金を低く抑えることができることができるのが日本の税金制度です。

経営セーフティー共済もうまく活用しながら運用していきたいものです。
調べたり問い合わせしたりめんどくさいですが、一度申し込んでしまえば、あとは自動に引き落としですから、めんどくさいのは最初だけ!

ぜひ、調べて利用してみてください!