他のダンスと違い、社交ダンスは一人じゃないから楽しく続けることができます。
ただ、常に相手と一緒に踊っていると頼ってしまう部分も多くなり、気づかない部分も増えてきます。
1人で踊る練習「シャドー練習」をすることにより、1人でやれることの理解を深めることは、社交ダンスの上達のコツとなります。
プロとなると、シャドー練習の大切さを知っています。
時間があれば、シャドーを行い、チェックをしています。
上達に何に注意すればいいのか今回は紹介したいと思います。
家でもできるトレーニング
シャドー練習のメリット
- 自分の都合で練習ができる
- 自分の能力を高められる
- 自分の都合で練習ができる
社交ダンスは相手の時間を共有しなければ踊れません。
日にちや時間、場所など。
その点、シャドーは自分の都合の良い時間に練習することができます。
スタジオでも自宅でもです。
畳1畳のスペースがあれば、練習することができます。
自分の能力を高められる
1人で自分のルーティンを踊るとなると全て自分でやらなければいけません。
- バランス
- 音楽
- ステップ
- 方向
相手に頼ってしまう部分も全て自分で行います。
- 間に合わない!
- バランスを崩す!
- 次なんだっけ?
- カウントずれた!
- 次どっち?
など2人で踊ると気づけない部分が出てくると思います。
一つ一つ確認することが大切です。
シャドー練習の大切さとは?
1人で踊るときの一番大切なことは
- バランス、体重移動
- フォーム
この2点です。
社交ダンスは体重移動のスポーツ
体重移動をスムーズに動かすには、自分の立ってるバランスをよくしなければいけません。
バランスは相手がいると分からなくなります。
しっかり立っているように思えて相手に頼ってしまっている場合があります。
1人で踊ると立っていない部分が見えてくるのではないでしょうか?
フォームも自分1人の時にチェックしましょう。
- 鏡を見ながら、チェックする
- 感覚を利用してチェックする
両方大切です。
鏡を見て自分の姿をチェックし、修正することは効果的です。
上がっているところと下がって欲しいところ。
視覚だけではなく、自分の内側の事を理解するには感覚も大切です。
鏡ばかりに頼らず、自分の体がどういう反応を示しているのか感じることが大切です。
外人レッスンを受けて姿勢を直された時に
「あなたはこの姿勢でどういう感覚になった?」という質問を受けました。
最初は意味不明でしたが、
この姿勢を作るために、
- 足の裏
- 脚
- ボディ
- ヘッド
がどういう反応でどういう感覚になったかを聞いているのです。
それを感じることが大切ということです。
自分の体に起きる反応を感じることが社交ダンスの体の使い方では大事なことです。
シャドー練習のチェック項目
- 立ち方
- タイミング
- 方向
- バランス
- ムーブメント
音楽を聴きなながら一通り踊り、これらの項目が思い通りにこなせているかチェックして行きましょう。
不安なところは修正して行きましょう。
次に相手がいると想定しながら踊ります。
相手がいると想像することで、またバランスの取り方が変わってくると思います。
- 音楽に乗り遅れていないか?
- 体は動いているのか?
チェックして行きましょう。
1人でできる範囲をチェックしましょう。
シャドーは良くない??
教室勤務している頃、オーナーに
「シャドーばかりやると変になる」と言われたことがあります」
確かに事実ですね。
相手が実際いないので、段々自分勝手のバランスで踊るようになることも事実です。
シャドーをしながら、相手とも踊って修正を行うことも大切です。
自宅でも練習はできます。
立ち方の練習だったら家でもできます。
床を感じ、足を感じ、骨盤を通り、ボディー、ネック、ヘッドを通り
軸を通す感覚を忘れないようにトレーニングができます。
家でもステップを踏むことは可能です。
歩幅を小さくしながらでも、体の使い方を忘れないように復習することは可能です。
まとめ
今回は、1人で踊って上達する極意を紹介しました。
上手い人というのは、シャドーも綺麗に踊れます。
それは、バランス、音楽、体重移動がしっかりと理解し実践できているからです。
その上で相手のこともしっかりとリード&フォローすることができれば、社交ダンサーのスキルは最高です。
ぜひ、1人の練習、シャドー練習取り入れてみましょう!