社交ダンス初心者

【初心者必見】社交ダンスの始め方・必要な準備・上達のコツを紹介!

社交ダンスにチャレンジしてみたいと思っている人は、何から始めたら良いかがわからないのではないでしょうか。社交ダンスは初心者でも気軽に始められるので心配ありません。ここでは初心者が社交ダンスを始めるときに必要な準備やおすすめの始め方をまとめました。

初心者が上達するコツも紹介するので、これから準備を整えて社交ダンスにデビューしてみましょう。


社交ダンスとは?

社交ダンスとは12世紀にヨーロッパで生まれたダンスです。宮廷舞踊として貴族の間で親しまれていたダンスで、男性と女性がペアになって踊るスタイルは18世紀になってから確立されました。1992年にはイギリスで社交ダンスの競技会が開催され、現在でも世界中でおこなわれている競技ダンスの原型になっています。

 

社交ダンスの魅力

社交ダンスの魅力は芸術として、自分の身体で美しさや感情を表現できるのが魅力です。リズムに合わせて思い切り体を動かして踊れるのでストレス発散にもなります。社交ダンスはコミュニケーションの方法でもあるので、パーティーに参加すればネットワークを広げられます。

また、競技として社交ダンスに取り組んでいくと、かけがえのないパートナーとの出会いがあります。競技会での受賞を目指す楽しみも大きいでしょう。

また、社交ダンスは体幹を鍛えられるので姿勢が良くなります。有酸素運動を通して健康の維持向上にもなるのも魅力です。健康のための趣味を始めたいという人も年齢を問わずに初心者として社交ダンスにチャレンジしています。

 

社交ダンスの種目

社交ダンスには広い意味では14種類、狭い意味では10種類の種目があります。大きく分けるとスタンダード、ラテン、パーティーダンスの3種類に分類可能で、スタンダードとラテンは競技ダンスの種目になっています。社交ダンスの種目の内訳としては、スタンダードが5種類、ラテンが5種類、パーティーダンスが4種類です。

社交ダンスは種目によってリズムも難易度も違います。初心者は踊りやすい種目から始めて、だんだんとステップアップしていくと良いでしょう。



 

初心者が社交ダンスを始めるのに必要な準備

社交ダンスをこれから始めたいと思っている初心者の人にとって必要な準備はほとんどありません。今からすぐに始めることもできますが、以下の3つを準備しておくと社交ダンスにより親しんでいけるでしょう。

 

社交ダンスの目的・目標

社交ダンスを始めるときには目的や目標を決めるのがおすすめです。パーティーで踊って楽しみたい、パートナーを見つけてレベルアップしていきたい、競技会に出場して入賞を目指したいといったさまざまな目標を立てられます。

何を目標にするかによって社交ダンスの取り組み方も変わるので最初に決めておきましょう。

挑戦したい社交ダンスの種目

社交ダンスのどの種目に挑戦したいかを考えましょう。初心者にはステップを踏みやすい簡単な種目から始めるのがおすすめです。ただ、社交ダンスに興味を持ったのは、ある種目のダンサーに感動して自分も踊れるようになりたいと思ったのがきっかけの人もいるでしょう。

ジャイブを美しく踊りたい、チャチャチャで楽しいリズムに身を任せたいといった思いがあるなら、具体的に種目を決めて練習していくのがおすすめです。

 

練習着・ダンスシューズ

社交ダンスでは練習着とダンスシューズの用意が必要です。ただ、初心者のうちは動きやすい服装と運動靴でも十分なので、あまり気にする必要がありません。まずは社交ダンスに馴染むことが大切だからです。

練習着として体のラインを美しく見せられるように仕上げたダンスウェアを着てももちろん構いません。シューズではスタンダード用のボールルームシューズ、ラテン用のラテンシューズ、どちらにも使える兼用シューズがあります。将来的には買った方が良いのは確かですが、最初から買い揃えなくても大丈夫です。



初心者におすすめの社交ダンスの始め方

初心者が社交ダンスを始めるときには、我流で練習するよりも教わるのがおすすめです。きちんと習える社交ダンスの始め方を紹介します。

社交ダンス教室に通う

社交ダンス教室でレッスンを受けるのは最も上達しやすく、高いレベルを目指せるのが特徴です。プロのダンサーが手取り足取り教えてくれます。マンツーマンレッスンで個人レッスンを受けることも、グループレッスンで練習に励むこともできます。社交ダンス教室では初心者向けの体験レッスンを用意していることが多いので、体験レッスンを通して自分に合う教室を探してみましょう。

社交ダンスサークルに入る

初心者を受け入れている社交ダンスサークルに入るのも魅力的な始め方です。地域の社会人サークルや勤め先のサークルなど、さまざまな種類のサークルがあります。社交ダンスサークルは素人同士で趣味として楽しむスタイルから、競技会に参加するために真剣に取り組むスタイルまで多種多様です。

社交ダンスだけでなく旅行などのイベントが豊富なサークルもあります。楽しむ目的でも学ぶ目的でも、自分に合う活動場所を見つけられるのがサークルの魅力です。

 

家族や友人に教えてもらう

身近な人に社交ダンスをしている人がいるなら教えてもらうのも良い方法です。親しい友人や家族が社交ダンスをしているなら、最も気軽な始め方でしょう。ダンススペースや体育館などを借りるだけでいつでも簡単に練習できます。

教えてくれる人の経験や能力によってどのくらいのレベルまで上達できるかは変わりますが、社交ダンスに興味を持ってやってみたいと思った段階ではおすすめの始め方です。



 

初心者におすすめのダンス種目

初心者にとってどの種目から始めるかは大きな悩みになるでしょう。難しい種目から始めるより、簡単な種目で基礎を身につけるのがおすすめです。

初心者でも踊りやすい種目を簡単に紹介するので、最初にチャレンジする種目を選んでみてください。

ブルース

ブルースは音楽がゆっくりとしていて、難しいテクニックもないので初心者に最もおすすめです。社交ダンスの基本である姿勢やステップについて基礎から学ぶのに適しています。足の動かし方やパートナーとの組み方を一通り身につけられます。基礎から学びたい初心者はまずはブルースから始めてみましょう。

 

ワルツ

ワルツは3拍子のゆっくりとしたリズムで踊れるスタンダードの社交ダンスです。ワルツのスピンターンは難しいので初心者には向かないと言われていますが、ステップは覚えやすいのでまず練習したい人にはおすすめできます。ブルースに慣れた後ならスムーズに踊れるようになるでしょう。

 

ルンバ

ルンバは、特に初心者に適したダンスで、男性と女性の間のロマンチックな相互関係を体現しており、愛のダンスとも呼ばれています。4拍子の拍子に合わせてゆるやかに、時にドラマチックに踊られます。

ラテン系社交ダンスの中では比較的簡単な種目なので、最初に習うことも多いでしょう。ルンバで使われるコーヒールンバは日本人に耳馴染みがある曲で、誰しも一度は聞いたことがある曲だと思います。



社交ダンスの上達のコツ

初心者が社交ダンスを始めてからしばらく経っても、なかなか上達できなくて悩むことがあります。社交ダンスの上達にはコツがあるので、初心者向きのポイントを押さえておきましょう。

 

ステップを自然体で覚える

社交ダンスではステップを覚えるのが重要です。種目ごとに独特のステップがあるので、それぞれのステップを体に覚えさせましょう。

自然体で覚えるように心がけると上達しやすくなります。足の動きを意識しすぎるとうまくステップを踏めなくなりがちです。スローとクイックを組み合わせてステップを覚えていき、音楽を聴きながら体が自然に反応するようになるまで練習しましょう。

複数の種目を練習するよりも1つに絞り込むのがおすすめです。慣れてきたら種目数を増やしていろいろな社交ダンスにチャレンジしていきましょう。

 

体幹を意識して鍛える

体幹を鍛えるのは社交ダンスの上達のコツです。体幹を意識していないとなかなか姿勢が美しくなりません。

社交ダンスはしっかりとした上体を維持しながらステップを踏むのが大切です。下半身は機敏に動かしたり、軽やかさを出したりするのが重要なので、上半身の体幹をしっかりさせながら、下半身は柔軟に動けるようにする体づくりをしましょう。

定期的に踊っているだけでも鍛えられますが、体幹トレーニングをするのもおすすめです。体幹トレーニングは日々取り組むのが効果的なので、気軽にできる自重トレーニングを習慣化しましょう。

 

無理のない範囲で継続する

社交ダンスは継続して踊ることでだんだんと上達していきます。すぐに競技ダンスのプロのような美しいダンスを踊れるようになるわけではありません。

目標を定めて着実に踊り込んでいくのが上達のコツです。ダンス教室やダンスサークルで先生や先輩に見てもらうと改善点を見つけやすいでしょう。

自分がダンスをしている姿を撮影すると、直したい部分が見つかりやすくなります。このような工夫をしながら、無理のない範囲で社交ダンスを継続していきましょう。楽しいと思いながら踊れるのが大切なので、踊る面白さを実感しながら取り組んでいくのが初心者には特におすすめです。


 

まとめ

社交ダンスは初心者でも気軽に始められます。目標や目的を決めて取り組めば、きっと楽しく上達することができます。

社交ダンスは人に教わるのが上達の近道なので、ダンス教室やダンスサークルに入るか、社交ダンスをしている家族や友人に相談しましょう。きちんと基礎から学べば、難しいステップの種目も踊れるようになります。

まずはブルースやワルツなどのゆっくりしたリズムで踊りやすいダンスから始めて、だんだんとテンポが早くてリズミカルな楽しいダンスに手を広げていきましょう。