ワルツで始まり、ワルツで終わると言われるほどワルツは大切な種目です。
楽しいですが、奥が深い。
やればやるほど奥が深い。
今回は、ワルツのコツを紹介します。
踊りが良くなる流れ
ダンスが上手になるには、順番があります。
レッスン→理解する→実践する→チェックする→修正
という流れです。
レッスン等でとワルツの特徴や体の使い方を理解することが大事です。
ワルツのコツ
まず理解しなければいけないのが「姿勢」
そしてワルツの「特徴」
ワルツの「体の使い方」
です。
姿勢
ワルツに限らず、全ての種目でも大事な姿勢。
姿勢が変わるだけで動きが変わります。
姿勢をしっかり確認しましょう。
お腹
お腹は薄くします。内臓を肋骨にしまうように引き上げます。
踊っているうちにお腹が出てしまう方がいますので、お腹は引き上げた状態でステップを踏めるように気をつけます。
骨盤
骨盤は後ろや前に行かないように、安定させます。
お腹とも連結していますので、お腹が安定していないと骨盤が抜けやすいです。
肩甲骨
肩甲骨は下げます。首は長く。
胸や鎖骨は広げます。
肩甲骨は下がりずらいものですので、背中や胸周りはほぐしておくほうがいいでしょう。
僧帽筋の上部に力を入れると方が上がっているように見えるので、上部はリラックスした状態に。
逆に僧帽筋の中部、下部には力が入れられるようにトレーニングしておきましょう。
足の体重
足の体重も外側でとらえず、足の内側で姿勢をとらえましょう。
キープ
姿勢はキープすることが大切ですが、筋肉でやると硬くなってしまいます。
リラックスできる状態で姿勢を作っていきます。
これがなかなか難しいです。
一つ一つの部位をなん度も確認して、正しい位置に置きましょう。
ワルツの特徴「音楽」
ワルツは3拍子
全ての音に対して強くとらえず、1を強く捉え2から3は緩めるように踊りましょう。
「1が強調!3が見えないように」
全てのステップを強く踏んでしまうと、ロボットのような動きになってしまいます。
滑らかなムーブメントのために1を強く捉えるようにしましょう。
ただ、1は基本的にはライズ始まりの足になりますので、足にのるのを強くするのではなく、体重を通過するエネルギーを強くするイメージです。
体の使い方「足の振り方」
足を前後に振れるようにしましょう。
足首、膝、股関節、鳩尾から使えるように足を振りましょう。
足先だけで足を出さないようにしましょう。
足は鳩尾からです。
横に振ることも大事です。
横は出しずらいので、しっかりと振る練習しましょう。
ワルツは綺麗に閉じるのも魅力の一つ。
内腿同士を占めるような意識で、足先だけで閉じないようにしましょう。
ワルツの場合は、ライズを伴いながら閉じることが多いので、ライズしながら腿をしめて閉じる練習しましょう。
「内転筋」が必要になります。
動きとしては、足の「内旋と内転」運動が必要になります。
足の内旋、内転運動の練習
足の横振りの練習が効果的です。
ホールド
肩を下げて首を長く、肘は落とさず肘をひかず。
これがなかなか難しいですよね。
肩甲骨のトレーニングや前鋸筋、腕自体の外旋、内旋力をつける必要があります。
顔の使い方
基本的には左を向いていますが、右を向いたり、正面を向いたりする場合があります。
どのタイミングで顔を返すのか、確認しましょう。
顔の返し方でボディへの影響が変わってきますので。
ワルツの特徴「ライズやフォール」
ワルツといえば、ライズやフォール
上がったり下がったりします。
そのためには、ふくらはぎやひざ、踵、つま先を使います。
もちろん、ボディーは上げたままの状態です。
結構筋力がいるので、ステップをする前にその場でライズ&フォールを練習した方がいいでしょう。
まっすぐ上に上がったり、下がるのって難しいです。
その筋力を使いながら、ステップを大きく動かしていきます。
イメージトレーニング
ワルツのイメージを捉える練習も大事です。
最近は映像がたくさんネットで流れていますので、映像で勉強するのもいいかもしれません。
ただ、実際生の動きを見た方が勉強になります。
特に、ベーシック。
バリエーションだと、少し個性が強く出てしまうので、正しいワルツのイメージを捉えることが難しいかもしれません。
プロのベーシックを生で見る機会があれば、是非見た方がいいと思います。
実際自分でも真似してやってみましょう!
みるのとやるのでは大違い。どこに違いがあるのが自分でも確認してみましょう!
まとめ
ワルツが上手になるコツの流れを紹介しました。
理解しなければいけないことはたくさんありますが、1つ1つ理解して流れで確認していけば必ず上手になります。
海外の選手のワルツはステップが複雑になってきており、ワルツ本来の動きが減ってきたとも言われます。
その真似をする前に、本来のワルツの特徴のベーシックを取り入れて練習することは大切です。